ドバラダ飛空船〜ブルースからハワイまで〜

ギターをひいたり真空管アンプをつないだり

技術室

セルフコーチング事始

【退屈】・・・解決すべき問題のない状態のこと。→【無問題】 *** 楽器演奏にかぎらず、自分のしていることの問題点に気がつかないことはよくある。とにかくへりくだって、ほうっておいてもいいとおもうようなところまで、仔細に点検する必要がある。 問…

その弦をつかむ

ヤマハFG−230の目利きメモ。トラスロッドカバーが逆三角ではなく釣鐘型、ロゴが音叉マークでなくYAMAHA、ポジションマークのドットが3㎜ではなく5㎜。これでコンディションと値段の折り合いがついていれば、トライする価値あり。入手難易度はC。 *** たま…

アガッてナンボ

前回のつづき。 krokovski1868.hateblo.jp おもうに、「まちがえた」とおもうから失敗したと感じるだけで、ただヘタなだけだとおもえば、事実を再確認するだけなので、はずかしくなってますます集中力をなくすということは、防げそうな気がする。こういうと…

調整中

坐ってギターを弾くときの備忘録。 ・座骨を感じつつ坐る。感じとれないときは手をはさんで位置をさがす。座骨をみつけたら、からだをゆらして、しっくりくる位置をさがす。 ・股関節をすこし折る。ピンとこないときはグーで骨盤をまえから軽く押しつつ上体…

修練/収斂

練習への取り組みかたtips。 ・練習のための練習ではなく、本番のための練習をする。本番がないなら、練習と本番の区別をなくす。 ・練習するときはなんとなくではなく、やっていることを意識して取り組む。そうすることで中身がはいってくる。 ・練習日誌を…

Feelin’ Blue

前回のつづき。 krokovski1868.hateblo.jp ロバート・ナイトホークがあまりにもよかったので、かんたんに音をとろうとおもって聴いたところ、ユリイカした。 ・セブンスから1/8音くらい上げると、グッとアーシーなフィーリングになる。 要はクォーターまでい…

チル

ひきつづきギターとボルダーの対比。自動化の罠にかんするメモ。 krokovski1868.hateblo.jp パッセージを弾くときでもボルダーでも、まずはうごきを自動化することに専心するとおもう。自動化すると精度がグンとあがるし、負担もへるからだ。できるうごきを…

アゲてこ

緊張に対処するためのtips。ギターとボルダーの対比。 ●プレッシャーのかかる状況で練習する ・外で演奏する。ライブにでる。/衆目のなかで登る。コンペにでる。 ・ひとに聞かせてフィードバックをもとめる。/トライの感想をもとめる。 ●わるい状況を想定…

隠修士

めずらしく技術関連のtips。ギターとボルダーの場合。 ・速く弾くとき、技術的にむずかしいところはタッチをかるくする。 岩登りで悪いムーブがでてきたときに通りすぎようとするのとおなじである。要はデタッチメント。 ・弾けないパッセージは、弾けている…

って何~ポケット編~

グルーヴのポケットはさがすものではない。たたかいにおいて敵の隙をさがすものではないのとおなじだ。さがしたところで自分の隙がふえるだけである。同様に、ポケットをさがそうとしてもグルーヴ強度はさがるだけだ。 メトロノームを2、4できいたり、裏でき…

信用しないで下さい

上達のためのTips。 ・うまいひとか、すくなくともむかしうまかったひとのいうことをきく。自分よりうまいひとのいうことをきく。 うまかったことのないひとのいうことはきかない。「下手に習うと、下手がうつる」である。もっとも、ほうぼうから「そんなこ…

OKテイクへの道

プラトンの『饗宴』によれば、ソクラテスはすっかり年をとってから、踊ったり楽器を弾いたりすることを習うのに時間をとり、しかもそれを有意義なものとかんがえていたという。だから、というわけでもないだろうが、手習いというものは、いくつになっても、…

讃洲ブルース

クラプトンつながり。『Hey Hey』風。原曲はビッグ・ビル・ブルーンジー。なかなか格好がつかない。むずかしい。 ブルースばなしのつづき。 krokovski1868.hateblo.jp ブルースはフォーマットこそシンプルだが、フィーリングをだすのはつくづくむずかしい。…

コンゴ・ザイール・ハワイ

コンゴの歴史を概観しようとおもったらそれらしい書物が見当たらない。首都はキンシャサ、あれ、モハメド・アリの「キンシャサの奇跡」って、ザイールじゃなかったん? *** 前回のつづき。 krokovski1868.hateblo.jp 「ジミー・オブ・ハワイアン」ことザ…

カリプソ・ピッキングの謎

前回のつづき。 krokovski1868.hateblo.jp 低音のあとに和音を3本指で同時にひくのがプンチャンプンチャン、すなわちプラッキングだったのはかろうじておぼえているのだが、カーターファミリーとスリーフィンガーとカリプソがどれがどうだったか、やっぱりお…

来布的時光

旅行目線でみるハワイカレンダー。 1月と3月は湿気ていて、12月がもっともさむく、6月はもっとも乾いている。12月がさむいといっても、最低気温は18℃くらいで、1月はTシャツのうえに1枚羽織るものが要る程度。 夏にはバカンスのひとたちがやってくる。貿易風…

The Ghetto’s Got Me Trapped

邦題『何てこったい』・・・なんてこったい。 *** CD関連のtips。紙ジャケットのCDを開封するとき、表面のビニールを剥がさないで、人差し指の爪をつかって、あいているほうの端を往復させると、ジャケットをいためることなく中身をとりだせます。 15年ち…

んちゃ、んちゃ

Rico「Man From Wareika+9」(1977年発表、2004年マスタリング) 今夏はハワイつながりでジャック・ジョンソンを再訪していたので、夏といえばレゲエであるということを、ほとんど忘れさっていた。 レゲエといえばボブ・マーリー、という認識にまちがいはな…

ハワイアン・ドブロ・スライド

素人選・旅行でつかえるかもしれないハワイ語たち。 アロハ Hello マハロ Thank you マリヒニ Tourist カマアイナ Native people ハウレ Foreigner アイナ Land ヴァイ(ワイ) Water カハカイ Sea マラマ Take care ちなみにワイキキは「たくさんの水」とい…

って何 ~ツースリーとスリーツー、ルンバ編~

「ツースリーって何? ルンバって何?」と家人にいわれたのでメモ。 *** ラテンといったらスリーツーとツースリーで、たまに曲のなかできりかわっているものもある。スリーツーはいわゆるボ・ディドリー・ビート。山下達郎の『ドーナツ・ソング』などをお…

メトロノームと人間

いなかっぺあるある。かっぺいのまねをして、じぶんがかっぺいでない旨アピールする。 *** 前回のつづき。 krokovski1868.hateblo.jp とにかく、訛りはだれにでもある。歩きかたの癖があるのとおなじである。一定のテンポで歩いていても、無意識に厳密に…

って何 ~訛り編~

リズムとタイムばなしのつづき。 krokovski1868.hateblo.jp 「訛りって何?」と家人にいわれたのでメモ。説明がへたなのか、実例がへたで伝わらないのか、どうも両方らしい。ちゃんとわかっていないってことなんだな。 リズムの訛りは、たとえばブラジルのタ…

って何 ~グルーヴ編~

前回のつづき。例によって家人に「グルーヴって何」といわれたのでメモ。 krokovski1868.hateblo.jp グルーヴとは要するにビートの訛りである。メトロノームを教科書の標準語とすれば、東北訛りと大阪訛り、九州訛りのようなものとおもえばいい。 つっこんで…

って何 ~ポリリズム編~

前回のつづき。家人に「ポリリズムって何」といわれたのでメモ。 krokovski1868.hateblo.jp 8分音符をペチペチ鳴らしつつ、3連符で机をトントン叩いている。学校の体育の時間などで、リズムトレーニングとしてやったことのあるひともいるのではなかろうか。…

ハワイ・ビート

「音は、言葉のようには正確に名附けたり規定することはできないが、言葉では補えない感情を正確にとらえる。音は未分化の総体として存在するものなのである。」 ―武満徹― *** こないだ県立図書館にでかけたら、スミソニアン・フォークウェイズ・レコーズ…

オープンDスライドまとめ

ジェフ・ベックがジェフ・ベックなのは彼がジェフ・ベックだからであり、フェンダー・カスタムショップが彼のストラトにLSRローラーナットを組みこんだからではない。 *** いつものごとくあちこち寄り道して、ずいぶんながくなったが、いったんスライドば…

ダル・バロト!

芸術は昇華のひとつのありようである。ゲームとはちがい、勝敗はつかない。アーティストそれぞれに独自の位置と評価があるだけである。 *** 鳴らしたい音のイメージがあるひとはそれでいい。しかしそんな風にいわれてもイメージがわかないときは「弾いて…

意識の無意識化

システムを学ぶときは、それが無意識になるまで身につかないと足りないという。忘れるのはその先であるという。こういう『名人伝』ふうの行きかたは、中年になって採用するものではない。 あいかわらずグッとくるものをあつめながら、その背景をとらえようと…

楽旅

「ブルースの決まりごとというのはいたってシンプルだ。まず一行うたう。その一行をくりかえす。三行めの歌詞はまえの二行と韻を合わせる。これがいわゆる十二小節のブルース。各行が四つの小節になっているからそう呼ばれる、それだけのことだ。 だが、その…

ローランド JC-120の音づくりメモ

フレージングは自分自身の音楽上のアイディアである。 *** ウェブ上にころがっていたジャズコことJC-120の音づくりについてのメモ。 ・トーンをすべて0にして、ほしいところまでボリュームを上げる。 ・そこからトーンを足していく。最大でも4を目処にす…