ドバラダ飛空船〜ブルースからハワイまで〜

ギターをひいたり真空管アンプをつないだり

ゲーム音楽再訪

積みゲーが着実にふえていく。子育てしながら仕事をしながらギターを弾きながら岩を登りながら魚を釣りながらスキマ時間にゲームというのはなかなかむつかしい。 レトロゲームにかんしてはプレーヤーというよりはコレクターにちかづいている。先日ハドソンの…

You Can’t Get That Stuff No More

自作スライドバーのはなしをしておきながら、ナイフスライドをしてみたことがない。わたしは文官なので万年筆はもっても刃物はもちあるかない。ポケットナイフを買うならクライミングにつかえるものにしようとおもいついたが、実行するかわからない。 ナイフ…

古楽器

はじめて聞く曲はすべて新曲である。 *** ゴールデンウィーク前半もジャンク屋めぐり。K.ヤイリのRFシリーズのギターがでていたので鳴らしてみた。結論、すくなくともこの個体ではない。 手持ちのD-28がおもっているよりいい音なのかもしれない。これがも…

Square Waves

ゼルダをゼル伝、FFをファイファンと呼んでいた時代があった。いまはどうか知らん。 *** いつものようにジャンク屋へでかけて、何かないかと物色していたら、『ゼルダの伝説』30周年記念盤を見つけた。うちに帰って鳴らすと妻子ともに上機嫌に。Good! こ…

ファラライ/ララバイ

行ったつもりでポポイア島、などとうそぶきながら、今日も雨をながめて部屋で沈殿。ハワイにでかけた家族がリアルタイムで写真や動画を送ってくるので、スマホからアロハの風が吹く。すごい時代になったとおもう。 それはそうと、湿度のせいかじょじょにギタ…

アーフーリー

Mance Lipscomb "Texas Sharecropper and Songster" (アーフーリー、1960年) *** 「あふり」といっても原宿のラーメン屋さんではない。歴としたレコード会社である。かつて南部で行われた国会図書館録音の際、そのうたをなんと呼ぶのか問われた男が「Ar・・…

囚人労働歌

『Prison Songs Vol. 1: Murderous Home』(Rounder Records、1997年) アラン・ロマックス・コレクションの1枚。本作はロマックス親子がレコーディングした最初期のアフリン・アメリカンミュージックである。 アラン・ロマックスと父親のジョン・ロマックス…

Sanuki Breeze

行ったつもりでワイキキビーチ、ということで、今日もギターを練習しているが、復職したばかりの身ではブログを書く時間をとれない。ざんねんながら、毎日更新をつづけるには、わたし自身の容量が足りていない。 このところケオラ・ビーマーの教則本に取り組…

ふたたびのフォスファー

コーティング弦を張って3週間、結論はイマイチ。滑りの良さがおもったほどつづかないし、スライドの滑らかさも最初だけだった。プレーン弦の煌めきが減るのはツラい。そもそも値段が倍なので、財布のかるい人間にはきつい。 弦とギター、弦と弾きかた、どち…

運指≓クライミングムーブ

手遊びのへっぽこギター弾きとしては、ふだん曲を弾くということがないので、運指をかんがえるのが新鮮である。 今日見つけたのは、セーハしてアルペジオを鳴らしたあと、横移動する直前に薬指を中指にいれかえるというもの。クライミングでいう足の踏み替え…

Deltawaiian

あいかわらずチマチマとスラックキーギターを弾いている。 ブルースのようにチャンクをつなげることができないので、曲単位で練習しているせいか、わりと飽きない。スラックキーも形式はシンプルなので、慣れてくればブルースとおなじアプローチで即興できる…

Nahenahe

つまるところ、ナヘナヘがハワイのうたごころであるというのにいまごろ気がついた。というわけで、ナヘナヘをあらわすためのメモのつづき。 ・オープンハイコード。オープンチューニングの開放弦の響きをぞんぶんにつかう。 ・ストレッチをともなう複音。こ…

真空管ギターアンプのノイズのはなし

真空管ギターアンプばなしのつづき。ざんねんながら水煮缶と熱収縮チューブによる被覆作戦の効果は実感できず。また調子がわるくなってしまった。 アコースティックギターにつけていたピックアップをもちかえってきたので、マーティンに装着してTC-10を鳴ら…

複業

米国Amazonから取り寄せようとしたスラックキー教則本は、どうやら在庫がなかったらしく、キャンセルされた。こりずに日本のAmazonで目についた品を買ってみたが、どうなることやらわからない。 国内では山内雄喜氏をはじめ数人が教則本をだしているようだ。…

Thumping Camp

『Big Bill Blues』こぼればなし。「さんぴんCAMP」の由来はThumpingであるが、ビッグ・ビル・ブルーンジーは同書でロニー・ジョンソンのスタイルを「ギターをthumpingする」といっている。真意は不明。 *** ハイエースカスタムキャンピングカーばなしの…

我唐突児童~究極的発想多大~

ジョン・ゾーンがかつて着ていたTシャツにプリントされていた。So what? *** あいかわらずスラックキーギターの教則本をさがしているが、やはりというか、それほどたくさんはでてこない。中身も玉石混合である。 教則本をえらぶ条件は、著者の演奏が自分…

スラッキー考

スラックキーのうっすら要因分析。重要度不同、階層不同。おもいついた順。 ・ダウンオープンチューニング ワヒネチューニングはメジャー7thということでいいみたい。マウナロアチューニングではトップの2弦が5度のインターバルになる。 ・規則的なベースラ…

コード≠サウンド

『Big Bill Blues』ばなしのつづき。とくにコードのつかいかたにかんして、ビッグ・メイシオー本名はメイジャー・メリウェザーーの影響をうけたようだ。タンパ・レッドを介して知り合ったといっている。 やはりというか、タンパ・レッドがでてくる。ビッグ・…

ナヘナヘ考

スラックキー教則本ばなしのつづき。 krokovski1868.hateblo.jp ケオラ・ビーマーが1997年にだした『Learn to Play Hawaiian Slack Key Guitar』の影響はでかいらしい。いまでもスタンダードのようなので要チェック。 ウェブもちょこちょこ検索しているが、…

アマゾン/Amazon

ところで米国のAmazonと日本のアマゾンはアカウントがべつで品ぞろえもちがっている。理由は不明。 スラックキーギターの教則本を買いたいがためにアカウントをつくった。円安がきついので8,000円ちかくする。当然のように船賃が本体よりたかい。育休さいご…

ブルース用語解説〜Mountain Dew〜

【マウンテンデュー】・・・炭酸飲料ではなく、密造ウィスキーのこと。丘にあがって、谷間へくだって、切り株にジョッキとおかねを置き、10分後にもどるとアラ不思議、ウィスキーが満たされている。たまにはおつりも置いてある。(『Big Bill Blues』より要…

音楽探偵、逡巡す

このところ、Amazon Prime Musicをつかってみるか、迷っている。説明によれば、1億を超える楽曲と、数千のステーション、プレイリスト、ポッドキャストがあるという。あちらで耳利きしてくれて、自分の好みの系統にすばやくたどり着けるようになっているもの…

Orientarhythm

菜種梅雨というか、催花雨というか、このところ天気がすぐれない。今日も家で沈殿していたら、You TubeがParadise Bangkok Molam International Bandをおしえてくれた。オリエンタル・ファンクなサウンドがso dope。 モーラムはタイの演歌ラップのようなもの…

ブルース図書室

ブルース文献ばなしの経過。 krokovski1868.hateblo.jp あれから『Big Bill Blues』をチビチビ読んでいる。書きものというより語りものなので読みやすい。 いわゆる黒人英語で書かれているが、マイルス・デイヴィスの自叙伝などよりはるかにわかりやすい。ボ…

ダイヤモンドヘッド

外は雨。行ったつもりでキラウエア、ということで、今日の練習。 オジー・コタニさんの教則本から。曲名は「Molehu」。ハワイ語で「たそがれ」の意だそう。 ゆっくりとナヘナヘのフィーリングで弾くように、とのこと。ここではナヘナヘは「soft and sweet」…

ユーミンで誘眠、苦心して入眠

息子、ユーミンを聞いてグッスリ。 お気に入りは『時のないホテル』。いい趣味してるyo! *** 図書館資料あるある。「肝心なところで音飛び」。これは中古品すべてにあてはまるから、中古盤あるあるとしたほうが正確かもわからない。 さておき、今日のメモ…

音楽探偵、ふりかえる

つまるところ、すくないコードが聞きやすい。ベースラインもシンプルでいい。 単純なものをずらしながら赴くままにくりかえすのがたのしいわけで。そこにメッセージがのっていればいうことはない。 もっとも、ビッグ・ビル・ブルーンジーの「Hey, Hey」など…

アルゴリズムたいそう

このところYou Tubeがコンテンポラリーなスライドプレーヤーたちをすすめてくるので、すこしずつ見ていっている。エレキのひとたちがよくつかう減5度付近の微妙な高速移動―もはやコブシといっていい―、低音弦でのソウル風の複押弦ターンアラウンドなどは、ア…

A Wi Wi

行ったつもりでマウナケア、ということで、今日の練習。 左手の運指を検討するのはクライミングのムーブを解析するのと似ていることに気がついた。すなわち前後のつながりをかんがえる。 右手とタイム感については、もうすこし弾きこめばよくなるとおもいた…

ミニギターとトミカ

復職まえの総ざらえということで今日もジャンク屋へ。マーティンのミニギターがあったので弾いてみた。若干ブリッジが浮いているせいかボワつくが、音色そのものはわるくない。もとのつくりがいいということなのだろう。 すこしずつジャンク屋で気がるに試奏…