ドバラダ飛空船〜ブルースからハワイまで〜

ギターをひいたり真空管アンプをつないだり

2024-01-01から1年間の記事一覧

G on D

オープンDでオープンGばなしのつづき。2-6弦だけをつかう練習になって、かなり新鮮なので、あらためてメモしておく。 ところで20年ほどまえ、ギターマガジンにタック・アンドレスがでたとき、アクシデントで小指を痛めたとき用のフレーズを紹介していたこと…

生ギターなひと

生ギターの好ましいポイントまとめ。その2。 ・手がるである。値段もそこまで高くない。 ・はこびやすい。どこでもあそべる。 ・ひとりで完結しやすい。弾き語り、変則チューニングなど。 ・楽器の特性上、ひとと同じになりにくい。はじめからオリジナリティ…

音楽探偵、認識す

音楽を聴くことが生活になっているひとにとって、娯楽で音楽を聴くひとが、ほんとうに音楽をたのしめていないように見えるのかどうか、わたしにはわからない。わたしはかんがえてが、結論は得られずじまいだった。 クライミングを遊ぶのはいい。音楽を遊ぶの…

音楽探偵、了解す

邦楽プチ情報。はっぴいえんどの「夏なんです」の原風景は、群馬県は伊香保温泉である。 *** 冬が来た。ここ10年ほど冬は相性がわるい。苦手である。 年とともに夏が好きになりつつある。さぬきの海辺は風があって日陰があり、湿度も低いので、暑くても体…

D 4 G

オープンDにもどして、オープンGでおぼえたフレーズを弾いている。キーはDになり、弦も太くなるので、感覚はだいぶかわる。バリトンギターがあるいはこんな感じなのかもわからない。 おもうに、オープンGにおいては、ルートである5弦開放を中心にフレーズを…

瓶容器

自作スライドばなしのつづき。 krokovski1868.hateblo.jp 近所の山で古い酒びんを拾ったので、またしてもスライドバーをつくってみた。石切りノコだと、丁寧に時間をかけないと、途中で刃先がぶれて、つかえる面を傷つけてしまうことがある。また、バーにあ…

When The Saints Go Marching In

ニューオーリンズの音楽葬において、行きは葬送、帰りは祝福であるという。埋葬されたあとは、天に召されたことを祝う。その点はウチの神道もかわらない。 セカンドラインは、親族や近親者等のメインラインに対して、うしろにつづいていく列をさす。帰り道で…

Great Gabby

オルオル・・・ハワイ語で、たのしい、気さくで気持がいい、の意。 *** 『Gabby』(Panini Records, 1991年) ジャンク屋で見つけたデジタル・リマスター盤。オリジナルは1972年リリース。ギャビー・パヒヌイ51歳のときの作品で、彼は59歳で亡くなってい…

ジェフ・ベックのこと

なぜか急にジェフ・ベックのことが浮かんできたので書く。 ジェフ・ベックは、トリッキーで自由奔放なプレイをするというだけではない。ギターを弾かないひとが聞いてもオッとおもうし、見るとオワッとのけぞるが、それよりもギター弾きにある種の感興をおこ…

無限後退

フィーリングいぜんに指がうごかなくなっている。ギターにさえ触れなくなっているというのは、ひかえめにいってよくない釣行、いや兆候である。 さむくなって乾燥してギターは鳴るようになっても、鳴らすがわが固まってしまってはどうにもならない。ベランダ…

スラッキーの呼び声

ハワイの住居にはラナイというスペースがあるそうだ。そこで奏でられる音楽にスラックキーもある。わたしはラナイを見たことがないが、縁がわのようなものではないかと推察する。音楽長屋の縁がわーそういうものがあるとしてだがー、それがラナイなのではな…

黒い聖者とブルース行進

ブルースを聞いても弾いてもそれで救われたりはしない。解決しようとするのはフォークである。救いを求めるならゴスペルなのかどうかまでは知らない。 この半年というもの、どんどんフィーリングがなくなっているとおもったのは南洋のほうだった。スラックキ…

了見

やれやれ、このネットオーディオの時代にCDやレコードを買いつづけるというのは、どういう心境なのだろうな。自分で自分がわからない。 コンポを廃棄して、旧式のラジカセにしたとたん、それさえも聞かなくなっている。音質は気にしないといいつつ、しっかり…

音楽探偵、早起きす

スラックキーの教則本を開いていると、譜面にモデラートやらアレグロやら書かれている。横にBPMが表記されているので、もっぱらメトロノームアプリでそれを鳴らしているが、あいかわらずフィーリングはだせていない。 小学生のころ、いつもだんだん速くなっ…

WEISSENBORN

じっさいにハワイに行ってきた家族によれば、ワイキキはさながら熱海だそうだ。無料のフラがよかったらしい。 あいかわらずハワイの音源をポツポツ聴いている。こないだシリル・パヒヌイを聴いていて、ライナーを読んでわかったのだが、レナードのCはワヒネ…

無意識的意識

『アンデスの黒いキリスト』(メアリー・ルー・ウィリアムス、1973年) *** て、低音がでない。これでズージャをきくのはツライ。というか、やはりコンポはないとバツ。旧式のチビラジカセの低音はシミュレートされたものですらない。ただただ、でていな…

音楽を聴こう49〜山下達郎〜

『SPACY』(山下達郎、RCA、1977年) *** 職場のゆるブラック化にともない、令和の二本差しー万年筆とボールペンーを断念していたら、インクフローがわるくなった。というより、無意識に筆圧をつよくしている。不必要にはやく、粗雑になっている。 ことほ…

青波

たまたま宿泊先にSoundcore3というBluetoothスピーカーがあったので、スマホをつないで聞いてみた。無線なのにつなぐといってしまうのは、世代なのだろうか。わからない。 シミュレートされた低音というべきか、15年ちかくまえにJBLの卓上スピーカーを買った…

旅弦

マーティンのレトロを張った。くすんだ銀色で、見ためにはむしろあたらしい。 トーンはフォスファー系で、倍音の具合はフォスファーとブロンズのあいだくらい。音量はそれほどでている気はしない。フォスファーほどではないけれども、音が前にでないというか…

Audio Olio

マーティンのレトロを買った。弦をケチっているせいか、毎回、張るときの按配をわすれてしまう。ほそぼそとギターに触れてはいるものの、イカ釣りに押されて練習できない。 コーディネーションはクライミングでも苦手だが、ギターも両手がガチャガチャ。ます…

いづくにアロハ

「自然がいちばん! それがアロハの心だよ」 ―KONISHIKI― *** このまえVDT検査をうけたら、わずかに間欠性外斜視がでていた。スライドバーを操るときに生じていた違和感の原因はどうやらこれらしい。理屈はわからないが、ごく近距離になると左目が利き目…

音楽探偵、訝しむ

「古人の跡を求めず、古人の求めたるところを求めよ」 ー松尾芭蕉『許六離別詞』ー *** ビジネスモデルぜんたいが、チリツモになっている。これはどうやら全世界的にそうなっている。配信の隆盛によって顧客数が爆発的にふえたためである。 生成AIによっ…

元型

『Steel Guitar Masters 1928-1934』(Rounder Records,1989年) ライナーノーツによれば1989年はハワイアン・スティールギター100周年だそうで、ジョセフ・ケククが発見したという通説を採っている。ただしナイフではなく金属製の櫛だったといっている。 ケ…

Farewell Committee

レコードを売ろうとしているものの、なかなかすすまない。売るまえに聴くことにしているのに、先日コンポを廃棄したため、レコードプレーヤーからつなげられるアンプがなくなってしまい、鳴らせない。典型的な手順前後である。 しかたないのでCDをさきに処分…

湖中の女

さいきんLake Street Diveというグループをみつけた。つくづく好きな音はいくらでもでてくる。自分でつくりだすのはむずかしいが、気に入ったものに反応するのはやさしい。 グッドニュース。マーティンの調子がもどってきた。夏だろうが湿気ていようが、鳴る…

折り合い

帰ってきたマーティンと折り合いがつかない。とくに1弦がバツ。そしてなぜか2弦開放にハーモニクスが交じる。なんで? 修理後に張られているのは80/20とおもわれるのに、まえと音がかわってしまった。どうしてもきつい響きになってしまう。 はやいはなしが鳴…

Coincidental Music

先日、PCを処分しようとカバンを開けたら、行方知れずになっていたソニーのウォークマンの端子がでてきた。つないでみるとちゃんと鳴る。オウイエ。 さっそく真空管アンプにつないで聴いている。フィジカルがどこにいったかわからなくなっていた作品をひさし…

Rich Girl

ホール&オーツのはなしもしたいけど。楽器店へマーティンをとりにいってきた。修理の結果、妙な振動音はなくなった。オッケー! 結局、修理代は22,000円。スタッフによると、力木が剥がれたほうが、ボディがより振動するので、それがいいというひともいるの…

そんだけ

Amazonプライムミュージックをはじめてみたものの、スマホから聞いても盛り上がらないので、とりあえずBluetoothスピーカーを買って鳴らそうとおもう。 ギターがおもいのほか早く修理されたので、ちかく取りに行くことになった。なんなら2ヶ月くらい楽器店に…

経過観察

先日、はてなブログから届いたメールによると、このブログは開設から1年たったそうである。当初予定していたのとちがう方向へすすんでいる気もするし、1年まえの目論見をわすれているので、予定調和のようでもある。 ウェブ+ログでブログなのに、記録すべき…