前回のつづき。
ロバート・ナイトホークがあまりにもよかったので、かんたんに音をとろうとおもって聴いたところ、ユリイカした。
・セブンスから1/8音くらい上げると、グッとアーシーなフィーリングになる。
要はクォーターまでいかないチョーキングであるが、セブンスというのがミソ。
クォーター・チョーキングといえば短3度である。これはブルースギターを弾くひとにとっては必須のうごきなので、無意識にそうしているひとがおおいとおもう。
3度ほどではないが、減5度もそうである。4度からのチョーキングを上がりきらないようにするというのが典型で、これも無意識にそうしているひとがおおいとおもう。
じっさい、ブルーノートが短3度、減5度、短7度なのは周知の事実なので、発見でもなんでもないのだが、5度も7度も、3度ほどは目立たないというか。とくにスライドだと、それこそ無意識にフレットの真うえを狙ってしまう。
7度については、ブルースといえばセブンスコードなので、そこから音程をうごかそうという頭がなかった。短3度からのうごきとちがって、なんでもかんでも上げればいいわけではないようだけれど、すくなくともナイトホークはときどきこれをやっている。
とはいえ、1曲だけでは判断できないので、まとまった音源を確認する必要がある。CDが手もとにないと、こういうとき困るんだよな。
ともかく、知っているひとにはあたりまえのことかもしれないが、あとから来るひとがいるかもしれないので、ここにのこしておく。いったん報告おわり。