ドバラダ飛空船〜ブルースからハワイまで〜

ギターをひいたり真空管アンプをつないだり

資料室

複業

米国Amazonから取り寄せようとしたスラックキー教則本は、どうやら在庫がなかったらしく、キャンセルされた。こりずに日本のAmazonで目についた品を買ってみたが、どうなることやらわからない。 国内では山内雄喜氏をはじめ数人が教則本をだしているようだ。…

我唐突児童~究極的発想多大~

ジョン・ゾーンがかつて着ていたTシャツにプリントされていた。So what? *** あいかわらずスラックキーギターの教則本をさがしているが、やはりというか、それほどたくさんはでてこない。中身も玉石混合である。 教則本をえらぶ条件は、著者の演奏が自分…

コード≠サウンド

『Big Bill Blues』ばなしのつづき。とくにコードのつかいかたにかんして、ビッグ・メイシオー本名はメイジャー・メリウェザーーの影響をうけたようだ。タンパ・レッドを介して知り合ったといっている。 やはりというか、タンパ・レッドがでてくる。ビッグ・…

ナヘナヘ考

スラックキー教則本ばなしのつづき。 krokovski1868.hateblo.jp ケオラ・ビーマーが1997年にだした『Learn to Play Hawaiian Slack Key Guitar』の影響はでかいらしい。いまでもスタンダードのようなので要チェック。 ウェブもちょこちょこ検索しているが、…

アマゾン/Amazon

ところで米国のAmazonと日本のアマゾンはアカウントがべつで品ぞろえもちがっている。理由は不明。 スラックキーギターの教則本を買いたいがためにアカウントをつくった。円安がきついので8,000円ちかくする。当然のように船賃が本体よりたかい。育休さいご…

ブルース用語解説〜Mountain Dew〜

【マウンテンデュー】・・・炭酸飲料ではなく、密造ウィスキーのこと。丘にあがって、谷間へくだって、切り株にジョッキとおかねを置き、10分後にもどるとアラ不思議、ウィスキーが満たされている。たまにはおつりも置いてある。(『Big Bill Blues』より要…

ブルース図書室

ブルース文献ばなしの経過。 krokovski1868.hateblo.jp あれから『Big Bill Blues』をチビチビ読んでいる。書きものというより語りものなので読みやすい。 いわゆる黒人英語で書かれているが、マイルス・デイヴィスの自叙伝などよりはるかにわかりやすい。ボ…

デビ爺

ジャンク屋でDavid. T. WalkerのライブDVDをみつけた。2,200円と安くはなかったので、3ヶ月まよって買った。育休さいごの贅沢である。 当時、都にいたので観に行って、運よく最前列で聴けた。握手してもらったのは人生最大の思い出かもわからない。 こういう…

Improvisation

ニューヨークはCBGBといえばパンクのイメージだが、店名はカントリー、ブルーグラス、ブルースの略だそうである。もとはルーツミュージック志向の店だったわけだ。 先日、パンクが嵩じると前衛になるというようなことを書いたが、ひとりでつまびいているぶん…

ブルース資料彷徨~アマゾン編~

「Hey, Hey」のライブ映像がきっかけとなって、このところ、むかしのブルースマンの映像をさがしている。その名も『Leadbelly』という映画が1976年につくられているそうなのだが、なかなかみつからない。You Tubeの動画はどうしても散発的になるので、いくら…

機関車は走るのです

ブルース関連書籍の追加。むかしの定番だったらしい。ジャケットは気になるが、値段がアレなので、古本屋で投げ売りされていたらチェックしよう。 ブルースの世界 作者:中村とうよう 主婦と生活社 Amazon さておき、You Tubeから『小室等の新・音楽夜話』が…

ドカドカうるさいロックンロールバンドさ

「ドカドカ」というのがなんともいえず良い。そういえば文章もおもしろいんだよな、このひと。 十年ゴム消し (河出文庫 い 10-1) 作者:忌野 清志郎 河出書房新社 Amazon 音楽のひとがエッセイを書くとおもしろいのはなんでなのか知らん。曽我部恵一氏の『昨…

アルトベンリ

アコースティックギターマガジンのバックナンバーが岡山の図書館にあったので、かるくチェックしたところ、内田勘太郎さんの特集があったり、リゾネーターギターの特集があったり、アーチトップギターの特集があったりした。スライドギター特集は見あたらな…

Sting Like A Bee

練習記録。調整前のマーティン。キーはD。Google Driveがいつのまにか仕様をかえたのか、表示が中央ぞろえになってくれたので、リンクの見てくれはだいぶマシになった。 もろもろさっぴいても、あまり鳴らせていない。右手がカタいというだけが原因ではなさ…

申し訳ありやせん。こいつ、良いミュージシャンなんだが、頭がトロくて、何んもわからないんでさ。

このあいだ図書館で借りてきた『偉大なるブルースの肖像』を読んでいる。いまのところ読んだ文献のなかでダントツ1位を進呈したい。とくにヒューバート・サムリンのエピソードにグッと来たので、以下にメモしておく。 「おう、にいさん。おれたちゃあんたが…

Rhythm & Business

「気に入ったサウンドを作り出すって難しいよ。頭で思い浮かべたのと別のメロディーを口ずさんじまったり、ある時は成り行きでセッションして結局は気に入らない音楽になったりするしな」 ―ローウェル・フルスン―(シンコーミュージック『偉大なるブルースの…

Hootenanny

【Viper】・・・マリファナ喫いのこと。吸いこむときの音に由来する。 *** 前回のつづき。 krokovski1868.hateblo.jp このあいだからヴァン・ロンクの本を読んでいるのだが、むつかしくてなかなかすすまない。文体も語彙も独特で、すっと入っていきにくい…

音楽探偵、発見す

だいたいにおいて、学ぶというのは、よろこばしいことである。 ―ドクトル・クロコフスキーー *** 大和田俊之というひとの書いた「アメリカ音楽史」を図書館でみつけて借りてきた。似たような興味関心をもっているひとがいるらしい。完全にアカデミックな…

Oldies but Goodies

モテれば男はだれだって紳士的になれる。 ―殿山泰司― *** このまえ『Story of the Blues』を読んでから、ブルース関連の文献をちょこちょこさがしている。サミュエル・チャーターズの『The Country Blues』をひとまず読了した。 The Country Blues 作者:C…

Tickling 12 Strings

1833年、C・F・マーティンがドイツからアメリカに移住して、ギターをつくりはじめた年だ。 *** ものの本によると、ブルースにおけるギターの普及には、ギブソンの果たした役割がおおきいのだそうである。1894年に大型の「ギブソン」ギターの製造がスター…

ハカランダ≠ジャカランダ

アコースティックギターの素材と構造に関する本は、さぬきの図書館にも見つからなかった。本ならなんでもそろう宮脇書店にもない。ウェブをかいま見したところ、かなり複雑な世界がひろがっている。 ひとまず、南アフリカのジャカランダと、ギターのハカラン…

第4世代

もちもの整理のつづき。 krokovski1868.hateblo.jp 図書館で借りた『ヤマハアコースティックギター大全集』によると、オレンジラベルのFG201がでたのは1976年からで、FGとしては第4世代にあたるという。このときブラックラベルからオレンジラベルへ、胴型が…