「ブルースの決まりごとというのはいたってシンプルだ。まず一行うたう。その一行をくりかえす。三行めの歌詞はまえの二行と韻を合わせる。これがいわゆる十二小節のブルース。各行が四つの小節になっているからそう呼ばれる、それだけのことだ。
だが、その基本的な形式に人生の物語を丸ごとつめこむこともできるし、この世の愛のかなしみやおどろきをいれることもできる。ブルースにはなんでも盛りこめるんだ」
―B・B・キング―
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前回のつづき。
Bm はイマイチうまくいかず。何かしらコード進行を措定しないと展開できなそうで、それだといまのスキルではとても追いつかない。すなわちイタズラ弾きは不可。
そもそもマイナー・キーじたい、よくわかっていないんだよな。可能性はありそうなんだけど。要継続勉強。
ひとまずD、G、Fのブルースまでは対応可能ということはわかった。ルートが鳴っているんだからAもできるだろうとまた思いついてしまったが、いま手をつけている余裕はない。
それに、仮にD、G、F、Aまでできたとしても、あいかわらず♭のついたキーは苦手なまま、ということになりそうである。見かたをかえれば、チューニングを半音下げにして1カポをすれば、オールラウンダーになれる可能性があるともいえそうだが、これも遠すぎて検証できそうにない。オープンDから3つのキーをそれなりにとりだせるようになれれば、現時点ではいうことは何もない。
さらにいうと、オープンチューニングのスライド奏法において、便利が便利でなくなるポイントは、開放弦の使いやすさと、バー・コードの形で鳴らしやすい音配列がどれくらいあるかにかかっているような気がしてきた。スラントはラップスティールでないとかなりむずかしい。ビハインド・ザ・スライドという技もあるらしいが、まだちゃんとしらべられていない。
・・・キリがないな。いったん整理しよう。(この項了、次回へつづく)