ドバラダ飛空船〜ブルースからハワイまで〜

ギターをひいたり真空管アンプをつないだり

2024-01-01から1年間の記事一覧

類似

前回のつづき。スーパーマリオのBGMは2023年4月、アメリカ議会図書館に収蔵されたそうである。Wow! ウェブ上にNHKの長尺インタビューが載っていたので、読んでみたところ、「走って、ジャンプするっていう、それがいちばんからだに合う体験として、ぴったり…

調弦

弦を張り替えたときのやわらかさについての仮説。弦を張り替えるとき、しばらくギターを触らないので、そのぶん強く押さえてしまっている。 弦を外したら、もうそれでひと仕事したようにおもってしまい、へたをすると数日間放置してしまう。つくづくものぐさ…

Glocalization

配信のはやりうたの特徴。イントロがみじかく、ながいアウトロがなく、よけいなバースがなく、ブリッジがなく、曲が2分半をこえない。音楽のBGM化、サントラ化が、いよいよすすんできているようにおもわれる。 この数年で、ヨーロッパでSpotifyからの印税が3…

音楽を聴こう48〜近藤浩治〜

『スーパーマリオブラザーズ 30周年記念盤』(2015年、Nintendo) *** ライナーノーツに歴代の作品が紹介されており、2015年に『スーパーマリオメーカー』というのがでていた。つくったステージを世界中のプレーヤーがあそべるというから、つくづく配信と…

張弦

弦の張りかたにもさまざまな流派がある。20年以上まえに読んだマーティンの説明書に、巻くまえにあらかじめ弦を1周させる方法が載っていた。いっときはそうしていたこともあったけれど、いつのまにかやめてしまった。普通に巻くのも億劫なのに、もうひと手間…

ようやくのフォスファー

とうとうコーティング弦を切った。過去ログをみると2か月半ほど張っていたことになる。とにかく弦交換は億劫でしかたない。 それにしても、フォスファーはやはり倍音が多いというか、煌めきがある。わるくいうと広がりがあるぶん、埋もれやすそうだが、独奏…

音楽を聞こう47〜植松伸夫〜

『ファイナルファンタジーⅠ・Ⅱ』(1988年、ポリスター) ライナーノーツにⅠ、Ⅱそれぞれのテーマメロディの五線譜と、天野喜孝氏のモンスターデザインがはいっている。FFといえば天野喜孝、といっていいのかはわからないが、重要人物なのはたしかである。氏の…

5月の現状

さいきんは通販がメインになったので、音楽をあてどなくディグすることはすくなくなっている。 ディグしているのは息子のためのミニカーや、スーパーのお値打ち品や、ブックバンクの掘りだしものなど。とはいえ、中古レコード屋などでちょっとかわったものを…

折り合い

このところ右手が完全に迷子になっている。小指をボディに触れさせたところで、満足いくほど安定しないので、さいきんは浮かせている。 人差し指と弦の角度を直角にしたほうがトーンはよくなる気がするので、じっさいにそうしようとすると、手首が尺屈して小…

修身

先日、ひさしぶりに練習を録音したところ、はっきりと後退していた。技術いぜんにフィーリングがなくなっている。 スキマ時間にナヘナヘのフィーリングをだすのはそうかんたんではないらしい。家人に聞かせてもバツだったので、これはほんとうにバツ。 あた…

詩歌管弦

あいかわらずほとんど毎日ギターを弾いている。先日、岩に押されて、いち日触らないでいたら、ほんとうに後退した。 どんなレベルでも、触らないと後退するものらしい。ミスタッチが増え、リズムもわるくなり、ダイナミクスもなくなる。楽器との一体感がさが…

かいま見ウクレレ史

家族がハワイでウクレレ教室に行ってきた。ウクレレの歴史についてのパンフレットをもらってきたので、概要を訳しておく。 ウクレレの歴史は、1878年にさとうきび畑の労働力としてポルトガルからの移民が来布したところからはじまる。彼らがもちこんだのが、…

Life Is a Journey, Not a Destination

フレッド・マクドウェルがいい。そしてR・L・バーンサイド。ブラインド・ウィリー・マクテルもいいし、スクラッパー・ブラックウェルも洒落ている。 ・・・と、半年まえに書いていた。さいきんはバンブルビー・スリムを聞いている。ハワイもそうだがブルー…

ゲーム音楽再訪

積みゲーが着実にふえていく。子育てしながら仕事をしながらギターを弾きながら岩を登りながら魚を釣りながらスキマ時間にゲームというのはなかなかむつかしい。 レトロゲームにかんしてはプレーヤーよりコレクターにちかづいている。先日ハドソンの『鋼HAGA…

You Can’t Get That Stuff No More

自作スライドバーのはなしをしておきながら、ナイフスライドをしてみたことがない。わたしは文官なので万年筆はもっても刃物はもちあるかない。ポケットナイフを買うならクライミングにつかえるものにしようとおもいついたが、実行するかわからない。 ナイフ…

古楽器

はじめて聞く曲はすべて新曲である。 *** ゴールデンウィーク前半もジャンク屋めぐり。K.ヤイリのRFシリーズのギターがでていたので鳴らしてみた。結論、すくなくともこの個体ではない。 手持ちのD-28がおもっているよりいい音なのかもしれない。これがも…

Square Waves

ゼルダをゼル伝、FFをファイファンと略していた時代があった。いまはどうか知らん。 *** いつものようにジャンク屋へでかけて、何かないかと物色していたら、『ゼルダの伝説』30周年記念盤を見つけた。うちに帰って鳴らすと妻子ともに上機嫌に。Good! こ…

ファラライ/ララバイ

行ったつもりでポポイア島、などとうそぶきながら、今日も雨をながめて部屋で沈殿。ハワイにでかけた家族がリアルタイムで写真や動画を送ってくるので、スマホからアロハの風が吹く。すごい時代になったとおもう。 それはそうと、湿度のせいかじょじょにギタ…

アーフーリー

Mance Lipscomb "Texas Sharecropper and Songster" (アーフーリー、1960年) *** 「あふり」といっても原宿のラーメン屋さんではない。歴としたレコード会社である。かつて南部で行われた国会図書館録音の際、そのうたをなんと呼ぶのか問われた男が「Ar・・…

囚人労働歌

『Prison Songs Vol. 1: Murderous Home』(Rounder Records、1997年) アラン・ロマックス・コレクションの1枚。本作はロマックス親子がレコーディングした最初期のアフリン・アメリカンミュージックである。 アラン・ロマックスと父親のジョン・ロマックス…

Sanuki Breeze

行ったつもりでワイキキビーチ、ということで、今日もギターを練習しているが、復職したばかりの身ではブログを書く時間をとれない。ざんねんながら、毎日更新をつづけるには、わたし自身の容量が足りていない。 このところケオラ・ビーマーの教則本に取り組…

ふたたびのフォスファー

コーティング弦を張って3週間、結論はイマイチ。滑りの良さがおもったほどつづかないし、スライドの滑らかさも最初だけだった。プレーン弦の煌めきが減るのはツラい。そもそも値段が倍なので、財布のかるい人間にはきつい。 弦とギター、弦と弾きかた、どち…

運指≓クライミングムーブ

手遊びのへっぽこギター弾きとしては、ふだん曲を弾くということがないので、運指をかんがえるのが新鮮である。 今日見つけたのは、セーハしてアルペジオを鳴らしたあと、横移動する直前に薬指を中指にいれかえるというもの。クライミングでいう足の踏み替え…

Deltawaiian

あいかわらずチマチマとスラックキーギターを弾いている。 ブルースのようにチャンクをつなげることができないので、曲単位で練習しているせいか、わりと飽きない。スラックキーも形式はシンプルなので、慣れてくればブルースとおなじアプローチで即興できる…

Nahenahe

つまるところ、ナヘナヘがハワイのうたごころであるというのにいまごろ気がついた。そういいつつ、ナヘナヘをあらわすための技術面のメモ。 ・オープンハイコード。オープンチューニングの開放弦の響きをぞんぶんにつかう。 ・ストレッチをともなう複音。こ…

真空管ギターアンプのノイズのはなし

真空管ギターアンプばなしのつづき。ざんねんながら水煮缶と熱収縮チューブによる被覆作戦の効果は実感できず。また調子がわるくなってしまった。 アコースティックギターにつけていたピックアップをもちかえってきたので、マーティンに装着してTC-10を鳴ら…

複業

米国Amazonから取り寄せようとしたスラックキー教則本は、どうやら在庫がなかったらしく、キャンセルされた。こりずに日本のAmazonで目についた品を買ってみたが、どうなることやらわからない。 国内では山内雄喜氏をはじめ数人が教則本をだしているようだ。…

Thumping Camp

『Big Bill Blues』こぼればなし。「さんぴんCAMP」の由来はThumpingであるが、ビッグ・ビル・ブルーンジーは同書でロニー・ジョンソンのスタイルを「ギターをthumpingする」といっている。真意は不明。 *** ハイエースカスタムキャンピングカーばなしの…

我唐突児童~究極的発想多大~

ジョン・ゾーンがかつて着ていたTシャツにプリントされていた。So what? *** あいかわらずスラックキーギターの教則本をさがしているが、やはりというか、それほどたくさんはでてこない。中身も玉石混合である。 教則本をえらぶ条件は、著者の演奏が自分…

スラッキー考

スラックキーのうっすら要因分析。重要度不同、階層不同。おもいついた順。 ・ダウンオープンチューニング ワヒネチューニングはメジャー7thということでいいみたい。マウナロアチューニングではトップの2弦が5度のインターバルになる。 ・規則的なベースラ…