つまるところ、ナヘナヘがハワイのうたごころであるというのにいまごろ気がついた。そういいつつ、ナヘナヘをあらわすための技術面のメモ。
・オープンハイコード。オープンチューニングの開放弦の響きをぞんぶんにつかう。
・ストレッチをともなう複音。これも開放弦の響きとのテンションをぞんぶんにつかう。
・ペダルトーン。タロ・パッチ(オープンG)ならD音のペダルトーンもキモかとおもう。
・内声の移動。
ビーマー氏曰く、clearly move smooth connected fashion、だそうである。音と音をスムースにつなげる。
また曰く、音楽におけるフレーズとはセンテンス、すなわち文なのだそうである。フレーズが文なら、ハンマリングやプリング、スライドといったアーティキュレーションは、漢字のひらきかたをふくめた語の組み立てなのだろう。
センテンスをつないで、パラグラフをつくって、文学的表現をする。フレーズをつないで、パッセージをつくって、音楽的な表現をする。パラグラフをつないで、パッセージをつないで、メッセージをつたえようとする。
どうやら、音楽をつくるのも文章を書くのも、それほどかわりはないらしい。以上、報告おわり。