弦の張りかたにもさまざまな流派がある。20年以上まえに読んだマーティンの説明書に、巻くまえにあらかじめ弦を1周させる方法が載っていた。いっときはそうしていたこともあったけれど、いつのまにかやめてしまった。普通に巻くのも億劫なのに、もうひと手間かけるのは荷がおもい。
弦のボールエンドを縦にするか横にするか気にしないか、エンド部分をかるく曲げるかどうかも、そのひとしだいである。わたしはできるだけ縦になるようにしていたが、今回は積極的に横にしてみた。こういうのはほとんど気分ではないかとおもう。
ポストを通した弦を折り曲げてから巻くと、ズレたときに隙間ができてしまう。とくにプレーン弦はすべりやすいのでそうなりがちである。こういうのがチューニングの安定性に影響するのかまではわからない。
ポストの前後で2段階にクセをつけるか、あるいはそもそもあまり曲げようとしないで、逆U字形に引っ張りながら巻くというのをかんがえているが、うまくいくかは試してみないとわからない。試すころにはおもいつきをわすれてしまうのだ。
巷では弦をきちんと巻けばチューニングは狂いにくくなるといわれている。エレキも含め、通算すればかなりの回数、弦を交換してきたことになるが、失敗したとおもうときでも、プレイ面で影響を感じたことはない。ちがいがわかっていないんだな、きっと。
それにつけても、エレキがどんどん風化していく。あまりにもものぐさすぎて、プラグインしてコンセントを入れるところまでたどり着かない。どうしたものやらわからない。
CDコンポもいよいよいうことをきかなくなってきたし、真空管アンプはオーディオモノラルアンプにしてしまうか。以上、報告おわり。