ハワイの住居にはラナイというスペースがあるそうだ。そこで奏でられる音楽にスラックキーもある。わたしはラナイを見たことがないが、縁がわのようなものではないかと推察する。音楽長屋の縁がわーそういうものがあるとしてだがー、それがラナイなのではないかとおもいたい。
さておき、スラックキーのチューニング例。
・Cマウナロア=CGEGAE
・Cワヒネ=レナードのC=CGDGBD
ほかにドロップD、D6(9)(DADF#BE)、C6/Am7(CEGACE)などがある。C6/Am7はひょっとしたらバッキー白片さんのチューニングかもわからない。
つくづくおもうのだけれど、オープンチューニングにすると、ギターはぐんと気楽になる。アマチュアギタリストは、煮詰まったらひとまず弦をゆるめればいいのではないかとおもう。もともとレギュラーチューニングの指板の感覚がうすければ、なくなる心配もないし、仮にチューニングをかえたせいで忘れてしまっても、またとりもどせる。
スラックキーとスライドは、われらアマチュアにとっての救世主ではないかという気さえする。それにくらべると、たとえば速弾きはスポーツなので、地道で継続的な努力が求められるし、できないことができないこととしてはっきりとつきつけられる。
スラックキーとスライドは、できないなりに雰囲気がでればOKなので、だいぶ気楽である。ミストーンが目立ちにくいのもありがたい。
速弾きを減点方式とすれば、スラックキースライドは加点方式である。以上、報告おわり。