スラックキーのうっすら要因分析。重要度不同、階層不同。おもいついた順。
・ダウンオープンチューニング
ワヒネチューニングはメジャー7thということでいいみたい。マウナロアチューニングではトップの2弦が5度のインターバルになる。
・規則的なベースライン
ルートと5度のオルタネイトはビーマー氏曰く「カウボーイのフィーリング」。わかるようなわからんような。
オルタネイト派とシンコペート派がいる。ビーマー氏はどちらかというと後者で、ときどきクラーベのリズムをつかう。
とにかくベースは大事だそうで、ベテランローカルにいわせると、ベース音がきこえないのはスラックキーではないらしい。
ナチュラルハーモニクスと、タッピングハーモニクス。実音との対比で陰影をつけている。
スラー
ハンマリングとプリング、スライドの組み合わせ。なめらかさを演出するために必須。ハーモニクスもそうだが、要するにアーティキュレーションなので、ひとによってちがってくる。
ドローン
音を途切れさせるよりは伸ばしっぱなしのほうがサマになりやすい。
2-4
以前の記事を参照。むしろゆれたほうがいいが、いわゆるスイングフィールとはいえないとおもう。つっこむよりはモタる。メトロノームよりはルバート。
フレージング
6度、3度、ダブルストップの分解、メジャーセブンからトニックへもどるうごき、など。基本はずらしながらのくり返し。
スケールやモードにもとづいた即興というよりは、うたのメロディのフェイクといったほうがちかい気がする。スラックキーの本格的なアドリブについては要継続調査。
・右手
2フィンガーが主流で、3フィンガーのひともいる。高音弦のメロディも親指で弾くことがあり、それによって表情をつけていく。
・左手
開放弦をつかうためにストレッチすることがある。音をのばしたいので指はきちんと立てる。上記とかさなるが、ハンマリングとスライド、プリングの組み合わせで奏者のちがいがわかる。
なお、これもあたりまえかもしれないが、ハーモニクスをだすとき、すこしブリッジ寄りをはじくとだしやすくなる。とくに速いパッセージなどでは有効かとおもうのでメモ。理屈は知らん。
19フレットのハーモニクスを通常の押弦にまぜるというのをいまおもいついた。これがプチユリイカになるかも要検証。
以上、報告おわり。