先日、はてなブログから届いたメールによると、このブログは開設から1年たったそうである。当初予定していたのとちがう方向へすすんでいる気もするし、1年まえの目論見をわすれているので、予定調和のようでもある。
ウェブ+ログでブログなのに、記録すべきことを記録せず、どうでもいいことばかりメモしているのも、どうしてかわからない。そういうものだとしかいいようがない。
録音を再開しようとおもうほど、ギターを触るのが億劫になる。コンポも廃棄してCDプレーヤーのみになったので、再生ボタンを押せばいいだけなのに、聞こうとおもうと自分がその部屋にいない。
さいきん入手したのはフォークウェイズの『AFRICAN AMERICAN CONGREGATIONAL SINGING』で、いま聞きたいアーティストはパキスタンのアルージ・アフタブ。ジョン・マクラフリンとザキール・フセインがやっているシャクティーというグループも気になっている。シャクティーといわれると「シャクティーパット」がおもいうかんでしまうあたりは完全に世代といっていい。
気になる音楽はどんどんでてくるのに、なかなか聞く気になれない。気になっているのかなっていないのか、どっちなんだい。
つまるところ多すぎるのだ。あまりに選択肢がおおいと選びたくなくなる。いつまでも全体像が見えないと興味をうしなう。趣味嗜好ととらえれば、音楽もそうなのかもわからない。
坂本龍一によれば、インターネットの100年後を予想できるのは芸術家だけだそうである。いち小市民として、わたしはあと100年ほどで音楽産業は衰退すると呟いておわりにしよう。サラヴァ!