ブルース文献ばなしの経過。
あれから『Big Bill Blues』をチビチビ読んでいる。書きものというより語りものなので読みやすい。
いわゆる黒人英語で書かれているが、マイルス・デイヴィスの自叙伝などよりはるかにわかりやすい。ボリュームもすくないので気らくである。自作の歌詞の解説もあり、演奏する役に立つという意味で、もっておいて損はないとおもう。
つまるところ、研究者が構築した歴史観を読むよりは、ブルースマンたちの声を聞くほうがおもしろい。もっとも、ブルースマンのことだから、それも額面どおりにうけとるわけにいかない。はなし半分くらいでちょうどいい。
そんなこんなで、あとはポール・オリヴァーの『Blues Fell This Morning』を読んだら一段落ということになりそうである。歌詞を理解するのに役立つかもしれないので、気が向いたらチャーターズの『Poetry of the Blues』もチェックするかもしれない。
ぼちぼち奏法解説もあたっていこう。まえに挙げたトニー・ライスの教則本はモタモタしていたら在庫がなくなっていた。ならばとケオラ・ビーマーのDVDを買おうとしたらこれも在庫なしでキャンセルされた。オーマイ。
じょじょにブルースとスラックキーギターとの2本立てになりつつある。以上、報告おわり。