モテれば男はだれだって紳士的になれる。
―殿山泰司―
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このまえ『Story of the Blues』を読んでから、ブルース関連の文献をちょこちょこさがしている。サミュエル・チャーターズの『The Country Blues』をひとまず読了した。
学生のころは頭でっかちといわれるのがイヤさに、音いがいの情報をあつめないようにがんばっていたけれど、年とともに、そういう意地というか、こだわりは、よくもわるくも、なくなってくるわけで。動画だろうが文章だろうが、みつけたら気がるにチェックしてしまう。
じっさい、テクノロジーのおかげで手軽に確認できてしまう。歴史や社会的文脈についてもそうだし、作家情報もそうである。まえに書いたこととぶつかるようだけれど、これも塩梅だろうとおもう。書斎のギターになっても、それはそれでかまわないだろう。
それにつけても洋書がたかい。ほかに手をおもいつかないので、通販で買うしかないのだが、ちょっと躊躇する値段がついている。
以下、チェックしておきたい文献のメモ。
まず、もうすこしポール・オリヴァーの著書をあたって、通史をさらっておく。
あとは自伝をあたって往時の風をかんじる。ビッグ・ビル・ブルーンジー。
フォーク界隈からはデイヴ・ヴァン・ロンク。
「つくづくAmazonにはなんでもある」とおもった矢先にYou Tubeのアルゴリズムが「Hey, Hey」のオリジナルをすすめてきた。ちゃんと聴くと、このまえ自分がひいたのとはぜんぜんちがっていてガクゼンとした。
ひかえめにいってぶっ飛んだ。せっかくなのでこれも貼っておく。
Truly magical. 以上、報告おわり。