ドバラダ飛空船〜ブルースからハワイまで〜

ギターをひいたり真空管アンプをつないだり

ハワイアン・スライドさんぽ

 ひと月ぶりに息子をつれて実家に帰ったところ、両親がもらいものだというパプアニューギニアのコーヒー粉をくれた。その名もパラダイスブレンド、半信半疑でのんでみたら旨かった。

 

 それで南洋つながり、というわけでもないのだけれど、県立図書館でハワイ音楽のコンピレーションを借りてみたら、思ったよりスライドギターが入っている。戦前ブルースの遠い親戚のようにもきこえる。

 

 とはいえ、ラップスティールだからなのか、土地柄なのか、それとも録音の問題かわからないが、曲のキーはいわゆるブルースとはだいぶちがうし、スラントをつかった特有のフレージングになっている。

 

 抱えるスタイルのスライドでこれをトレースするのは手に負えないので、なにか方法はないかと、パラダイスブレンドをのみつつ考えた結果、薬指にバーをつけて、小指で押弦すればいいんじゃないのと思いついた。

 

 例によって薬指サイズの瓶が手もとにないので、三たび楽器屋にでかけると、こんどはスライドバーコーナーじたいがなくなっていた。なんてこったい。

 

krokovski1868.hateblo.jp

 

 このまえは近所のスーパーからヤマザキマーラーカオが消えたし、手近な、ちょっとしたものが、ほんとうに、どんどんなくなっていく。おかねをつかわなくていいから、いいっちゃいいけれど、さみしいっちゃさみしいぞ。買うひと、おらんのかな。

 

P.S. アーマッド・ジャマルが亡くなっていた。なんてこったい。