ジャンク屋へでかけると、フェンダーのチャンピオン600の復刻版が37,800円で置かれていたので、本番がわりに試奏してきた。やはりさぬきではいろいろなものが見つかる。
パワー管は6V6といいつつ6V6GTが挿さっている。外からだと見えにくいが、フォントからしてエレハモのように見える。
音量は自家製アンプやTC-10とくらべてあきらかにちいさい。それでも部屋用には十分すぎる。
そして、やはりというか、歪まない。そのかわりノイズもすくない。整流もダイオードのようだし、たぶんTC-10とおなじで、回路設計は別ものだろう。
なんせ見た目が100である。音に真空管らしさがあるかといわれると、すくなくとも店頭ではグッとこなかった。それでも、TC-10をもっていなかったら、買っていたかもわからない。
とにかく雰囲気が100である。スピーカーが6インチとちいさめなのもマル。なんならインテリアとして部屋に置いておきたいくらい。
試奏する店頭のギターがひかえめにいってヘナチョコなので、ギターのせいかアンプのせいかわからないが、ところどころ増幅が不安定になる。自家製アンプとおなじ症状だ。
いっぽうで、父に贈ったオーディオ真空管アンプは、管構成はおなじなのに、いつも安定して動作している。いっそこのままギターアンプ化できないか。配線の問題だとすれば、オーディオアンプの片がわだけをつくるような気持で製作すれば、ノイズもへるのだろうか。わからない。
なんせ、弾いていないときのノイズがあまりに大きすぎるのはバツ。「どうせ歪ませるのだから」というのはちがうとおもう。以上、報告おわり。