ドバラダ飛空船〜ブルースからハワイまで〜

ギターをひいたり真空管アンプをつないだり

タワークレーン・ブルース

 緊張するとアイディアはでにくい。したがって手癖にたよることになるが、それも緊張によって自動化がとけてしまっているので、いつものように弾けない。

 

krokovski1868.hateblo.jp

 

 いつもらくにできていることがおもうようにいかないと、はずかしくなったり、ふがいなさにイラだったりして、ますます集中力をなくしてしまう。悪循環である。

 

 アイディアが湧いているときは、ためして、くらべて、えらんでいくだけでいい。アイディアが一応のかたちをとって、くりかえして精度をあげていく段階になってはじめて、ミスというものが意識されてくるように私にはおもわれる。

 

 そのときでさえ、べつに決まった曲や解釈があるわけではないので、いわゆるミスとはどこかしらちがってくる。どこかは知らん。

 

 即興ともいえないイタズラ弾きでは、「こう行くべきだったのにできなかった」ではなく「いつもはこう行っているのだけどたまたまこっちへ来てしまった」とか「いつものルートにはいりそびれて結果的に近所を一周してしまった」とか、要は散歩にちかいような格好になる。本式に即興をするひとがどのような感覚をもっているのかについては、残念ながら私にはわからない。

 

 それでも、意図した音がだせていないことにかわりはないわけで、アマチュアにとっては、そもそもどうやったら技術的に安定した演奏ができるかがつかめない、というのが、越えがたい壁として立ちふさがっているようにおもえる。弾いても弾いても精度があがらないので、どこかであきらめてしまうのだ。だから弾いているほうも気分よくならないし、聞いているほうもグッとこない。すくなくとも私はそのクチである。

 

 おおくの横好きアマにとって、まちがいのほとんどは技術不足からくるのではないかとおもう。要はヘタクソなのであきらめるしかない。それでは困るのだけど、どうすりゃいいんだドラえもん

 

 おかねを払って習いに行きなさい、か。また一周しとるやん!