ドバラダ飛空船〜ブルースからハワイまで〜

ギターをひいたり真空管アンプをつないだり

スライドバー暫定1位

 自作スライドバーばなしのつづき。

 

krokovski1868.hateblo.jp

 

 実家に顔をだしがてら、父に工具を借りてガラス瓶の先端を落としてきた。冷蔵庫からでてきたストレート形状の一味と、例のSB食品の香辛料シリーズの計4本である。

 

 前回、やみくもに削ってうまくいったのは偶然だったようで、瓶口をきれいに落とすのは案外むずかしかった。ガシガシ削るとどこかがボコッととれてしまいがちで、そうなるとサイズはグスグスになってしまう。瓶をいちど水に浸けてから、チマチマ削ったほうが、うまくいく確率は上がるようだった。

 

 つかったのは石切り用の弦鋸。カッターのような専用工具をもちだせば、もろもろ気をつかう必要はなくなりそうだけれど、手もとにないのでためしていない。じっさい、見ためは少々不格好でも、エポキシを盛ってしまえば口径はどうとでもなるので、大勢に影響はない。

 

 結果として、今回もSB食品のハリススライドが総合1位を獲得。低音弦がよく鳴ってくれるのはやっぱりいい。

 

 さらに、1弦を単音でこまかく鳴らすとき、ストレートバーよりもネックに干渉しないので、ノイズがでづらい。1弦を単独で弾くときはバーを傾けるのがセオリーのようなのだが、ハリススライドの場合、ベタ置きすると低音弦のうえに重さがのって、手もとが沈みすぎないですむ。

 

 理屈が合っているか知らないが、すくなくとも自分の弾きかたには合っている。20年ちかくつかっていた市販品のスチールバーの出番がなくなりつつある。

 

 今回つくったストレート形状の一味の瓶もけっしてわるくはない。しかしながら、よくもわるくも際だった特徴がないのもたしか。重量は44gで、サスティンもハリスにおよばない。

 

 すくなくとも、ハリス形状に利点がちゃんとあることがわかっただけでも、今回の自作トライには価値があったとおもう。勘太郎さんがカルピスの瓶をつかっているのは、先端がおもいだけでなく、バーの曲面がチャキのRにあっているからかもわからない。コンケーブ形状にかんしては、私のもっているギターの弦のアールはほぼフラットなので、現状、これいじょうの検証は不可である。

 

 あとはブラスバーの代用品か。これは要継続調査。

 

 楽器店に4,600円のガラスバーが売っていたことをおもうと、SB食品はお値打ちではないかとおもう。というわけで、当ブログ初のおすすめはSB食品の瓶に決定。イチオシはクミンシード。サフランは瓶が大きすぎるのでバツだとおもう。

 

 

  以上、報告おわり。