ドバラダ飛空船〜ブルースからハワイまで〜

ギターをひいたり真空管アンプをつないだり

DTM事始 〜AKAI MPK mini MK2〜

 DTMとは、Desktop Musicの謂いだそうである。なん回聞いても忘れちゃうんだよなこういうの。

 

 ちかごろリサイクルショップに行くことが多くなって、ゲームソフトを眺めるついでに店内を物色していたら、MIDIコントローラーというかパッドというか、そんなものがぽろっと出ていたので、思わず家につれて帰った。AKAIのMPK mini MK2、お値段4,800円。AKAIといったらMPC、ということで。

 

 1年ほどまえ、ひょんなことからJ.DillaがAKAIのMPCをつかってTCQの3作目のビートを作っていた、というのを知って、それでどんな音だったか気にしていたのである。だからTCQも中古屋で探しているのだが、これが意外に見つからない。2作目の『Low End Theory』などは名盤だと思うのだが、一向に見つからない。

 

 ヒップホップというか、ああいうカルチャーには正直のれない―なんせ強面すぎるのだ―ものの、サウンドは好きなんだよな。そういうことってある。

 

 筆者がブルースロックから入ってブルース、ジャズときて、そこからアンビエントとかエレクトロニカとか、そういうほうに行って、なんとなく一周した感じになっているから、気に入って当然といえば当然なのかもしれない。

 

 動画共有サイトアルゴリズムによると、この手のビートに日本語のリリックを即興で自然にのせられる人間がでてきているようだ。読経や講談、落語の類は、ラップと親和性が高いと思う。そこにリズムと語彙と韻が入ればいいのだろうが、方法論は全然わからない。もうすこし聞きこめば何か見えてくるかもしれないが、ちょっといまは取りかかれそうもない。

 

 ひとまず件のAKAIをPCにつないでみたものの、音を鳴らすだけでひと苦労。これ、チュートリアルというか、不親切すぎねえか? はじめて買ったひとのうち、一体どれくらいが実際にトラックを作れているのか、心配になってくる。

 

 とりあえず音は出たものの、トラックをどうやって録音すればいいのかがわからない。これでは楽器がひとつ増えただけである。またも道遠し。

 いったん報告おわり。