前回につづいて、ドラムプログラムのサンプルパックをローディング。
MPCのサンプルパックはインストールすれば自動でMPC Beatsにロードされる。サンプルパックにアクセスするには、ホーム画面の右下の「Media Browser」アイコンをクリックする。アイコンは横長の四角が6つ並んでいる絵で、とても小さい。
何もでてこない場合は、おそらくサンプルパックをまだインストールしていないものと思われる。MPKのSoftware Managerに戻って、ソフトウェアタブをあけ、サンプルパックの右横のインストールボタンをクリックして、サウンドコンテンツをインストールする。
Browserから直接パッドにサンプルやドラムキットをドラグできる。サンプルまたはキットが自動でパッドに合わせて配置される。MPKのハードウェアのProgram 2がPad Bank Aにマッピングされているので、Prog Select ボタンを押して、Pad6を押せばよい。
MK2にはビートメイクおよび楽曲製作のとっかかりとして3つのコンテンツパックがついている。以下、その場所と使いかたについて。
サンプルパックは数種の異なったファイルからなる。
・サンプル
実際の音、wavファイル。キック、スネア、カウベルなど。これを単一のパッドにドラグして、パッドを叩いて演奏し、録音してシーケンスを作る。複数のパッドにいろいろな音をドラグすると、プログラムができる。
・プログラム
ドラムセット、あるいはサンプルキット、要は自分の楽器と考えればいい。ファイル形式はxpm。
プログラムをロードすると、それぞれのパッドにサンプルが割りあてられる。これでサンプルを同時に演奏できるようになって、それを録音するとシーケンスになる。
・シーケンス
あらかじめ録音されたMIDIファイルで、再生するとプログラムにしたがって音が出る。要はビート。sxqファイル。これをシーケンサーセクション(グリッドエリア)にドラグして、プロジェクトに追加していくことができる。
たいていの場合、ユーザーがサンプルとプログラムコンテンツを使って、自分のシーケンスを作るのが目標となるが、シーケンスそのものは、楽曲製作をはじめる際の取っかかりにもなる。(この項了、次回につづく)