ひさしぶりに遠くのジャンク屋へ。FG201、151Bほか、ジャンクギターをチェック。弦高は秋の空のようで、ネックは波打ち、折れかけているのもある。
1本だけまともにチューニングできる品があったので、オープンDにしてもどしておいた。だれか買わんね。
220円で『ミュージック・オブ・ハワイ 1929-1952』というあやしげなハワイのコンピレーション盤を買ってみたら予想外によかった。やっとソル・ホーピイを聞くことができた。めちゃくちゃ流麗で、テクニカルで、しかも速い。有無をいわせぬすごさがある。
ライナーを日本のスラックキーギタリストである山内雄喜氏が書いており、スティールギターの誕生と発達について、こんな記述があった。
「1885年ハワイに移住して来たインド人、ゲイブリエル・ダヴィオンがインドの民族楽器、ゴットゥヴァーディアムの奏法をそのまま応用し誕生させたのがアコースティック・ハワイアン・ギターの始まり、とされる説が一般化しつつあり、1893年ジョセフ・ケクークが偶然ナイフをギターの上に落とし閃いた、と言うこれまでの説が怪しくなって来ている。」
典拠がないので真偽は不明。なお、このCDが製造されたのは1993年である。まえに引いた島津哲の『あなたの知りたい・知らないハワイ』は2000年代に書かれた本だが、ケククがナイフを落としたという説を採っている。どっちがほんとうなのか私にはわからない。
すくなくとも、ある種の情報は、いまもむかしも不確かであるということはいえるとおもう。以上、連絡おわり。