ドバラダ飛空船〜ブルースからハワイまで〜

ギターをひいたり真空管アンプをつないだり

バスレフホールとサウンドポート

 FGからはじまって、アコースティックギターのことをチマチマしらべていたら、パーラーギターやらトラベルギターやらミニギターやら、聞いたこともない名前がつぎつぎでてきた。要は小型ギターってことでいいんですかね、ダンナ?

 

 どうやらパーラーギターとは、3~4人規模で演奏するためのちいさいギターをいうようである。その伝でいけば、ウチのFGも音量はでないし、小ぶりなので、パーラーギターといってもいいのかもわからない。

 

 ひさしぶりにジャンク屋に顔をだすと、キャッツアイとヘッドウェイのギターがでていた。どちらも現行品である。ジャンクコーナーの片隅にはいい感じのオベーションが転がっていたもののこれが3万円。ジャンクの値段ではない。

 

 FGも五体満足な品はひとつもみあたらず。なん本か見たかぎり、ネックの状態うんぬんのまえに、サドルじたいが高い気がする。

 

 

 さておき、バスレフホールの計算式の件である。ちゃちゃっとウェブでみてしまおうとおもったら、難解なページがずらずらでてきてしまった。

 

 困ったときの図書館、ということで、いつものように息子を背負ってでかけてきた。ひとまず自作スピーカー関連の書籍をみつくろって読んでいる。

 

 そもそも、ギターのボディとスピーカーのキャビネットをおなじようにとらえていいのか、はなはだ疑問だが、私は答えをもたないし、いつものように「やってみなはれ」である。

 

 ひとまず自分に都合のよさそうな計算式をみつけたのでメモ。詳細は要継続調査。

 

F = √30000S/V×(L+1.5R)

 

F = 周波数(ヘルツ)

S = ポート断面積(㎠)

L = ダクト長(㎝)

V = 箱容量(リットル)

R = ポート断面半径(㎝)

 

 もともとバスレフホールにはダクトがついており、その長さもキモであるようだ。私はひとまず穴をあけるだけなので、Lは0である。大丈夫かな。

 

 狙う周波数は、6弦開放の82.4にしようとおもったが、ウチのFGをレギュラーチューニングにすることはなさそうだから、ローDに合わせよう。4弦のDが146.8なので、オクターブ下だから半分になって73.4。バスレフホールの周波数としてはそこまで突飛な値ではなさそうなので、これでいこう。

 

 つぎに、ボディの容積をどうやって測るかである。まさか水を満たすわけにもいかんし、砂もダメだろうし、うまい手をおもいつかない。 

 

 外寸からザックリと値をだすと、タテ50、ヨコ30-40、高さ8.3なので、これまた雑に真んなかをとって、50×35×8.3→14.5。

 

 計算式にあてはめると、RはローDで1.25㎝、ローEで1.57㎝。側板の幅は8.3なので、余裕はじゅうぶんにある。ひとまずこの範囲でトライしてみよう。

 

 あける場所は、出音をモニターしたいので、演奏しているときの両耳のあいだを狙う。すなわちボディ右肩。

 

 

P.S. 楽器店にちょうどいいナットはなかったが、ひょんなことからFGのトラスロッド用レンチが見つかった。これで全力で締めればすこしはかわるかも。

 

 そもそもトラスロッドが錆びてまわっていないという線もあるから、釣具用のシリコンスプレーがつかえるかもわからない。いったん報告おわり。