ドバラダ飛空船〜ブルースからハワイまで〜

ギターをひいたり真空管アンプをつないだり

はじめから咲いていたのか。

 レイモン・ルフェーブルの作品集を例によって図書館で借りてきたところ、のきなみ日本の歌謡曲にきこえる。『愛遙かに』と『いい日旅立ち』の区別がつかないひとのいうことが信用できると思いますか? 信用しないで下さい。

 

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 先日、大昔のギターマガジンを読んでいたら、ラルフ・タウナーのインタビューがでていて、読者へのアドバイスとしてつぎのように語っていた。

 

 

 「まず自分が本当に尊敬できるプレイヤーをひとり見つけて、その人の演奏を徹底的に真似てみることだね。ビル・フリゼールでもジョン・スコフィールドでも、お手本になるような人たちの演奏というのは、豊かな情報を提供してくれる。それから、ギターの場合、それほどオリジナリティにこだわる必要がないことも理解しておくといいよ。これは今言ったことと矛盾するかもしれないけれど、楽器の特性上、必ず個人差があって、他の誰かと同じサウンドを出すことは不可能と言える。つまり、誰でも手にした瞬間から自分だけのサウンドを持っているということなんだ。」(『Guitar Magazine』2000年12月号より)

 

 

 20年まえに読んだときは、後段をまったくわかっていなかった。これをわかるようになっただけでも、さぬきに来たかいがあったかもわからない。

 

 以上、報告おわり。