現代人のパンク的心性に訴えかけるもの、それがDIYである。
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自家製アンプの備忘録。図書館にE・クラプトンの比較的さいきんのベスト盤がおいてあり、フェンダーチャンプ―キットのコピー元のアンプ―で録音したことで名高い『いとしのレイラ』が入っていたので、借りてきて十数年ぶりに聴いてみた。たしかに、音だけなら、おなじ系統に聞こえる。ボガンボガン、ボグボグした音。
いちおう回路からキャビネットの寸法からスピーカーまでほぼ完全コピーで、ギターも往時とはちがうが本人のブラッキー―クラプトンは自身のメインギターにブラッキーという名をつけている―のレプリカで、製造から四半世紀以上は経っているので、ぜんぜんちがう音がでたらそれはそれで膝が折れるところだった。
そんな流れで実家のCD棚をガサゴソしていたら、デレクアンドザドミノスのジャム音源が落ちてきた。学生のころに借りてきて焼いたものらしい。たしか荻窪の中央図書館だった気がするがさだかではない。
中身は2曲だけでタイトルが「JAM1」「JAM2」というのがいさぎよい。たぶんブートレッグだろう。せっかくだからこれも聴きなおそう、
さておき、このくらいの感じで今度はジミヘンっぽい音をだせないものかと思い、やはり図書館でムックを借りて読んでいたらKT66を使ったマーシャルというのがでてきた。スタジオ音源はフェンダーかと勝手に思っていたが、ジミヘンといったらマーシャルだよな、そりゃ。
KT66がパワーアップしてKT88になったということらしい。現行品があるのかは不明。ピン配置含め要継続調査。
ジミヘンといえばシンエーのユニバイブ、ヴォックスのワウ、ロジャーメイヤー、そしてファズフェイス。カールコードとアフロもはずせない。せめてファズフェイスをつくりたい。
そういえば、ファズフェイス系のエフェクターのうしろに癖のすくないオーバードライブをブースター的に入れると、バンドのなかでも埋もれにくくなるという。これまた要継続調査。
となるとドラマーをさがさないと。それからエフェクターをつくるか。どっちにしろ果てしない。以上、報告おわり。