ドバラダ飛空船〜ブルースからハワイまで〜

ギターをひいたり真空管アンプをつないだり

真空管アンプ対トランジスタアンプ。そしてブラフォーはいい。

 流れをかえたりつくったりすることと同等かそれ以上に、その場にどうなじむかは大きなポイントである。

 

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 話の流れで真空管オーディオアンプを家に眠っていた同価格帯のトランジスタパワーアンプと比べることになった。先日、実家にかえったときのことである。

 

 さかのぼると、これも流れで父に真空管アンプを贈ったところから話ははじまっている。3万円くらいの安手の品で、パワー管は6V6GTのシングルエンド、要はキットを買ったつもりが完成品だったのである。

 

 話をもどすと、結果は真空管オーディオアンプの圧勝だった。例によって理屈は不明。真空管アンプはたしかにハイが落ちているが、そういう問題ではない気がする。音の距離がちかくなって、そばへ来て歌ってくれているように聞こえる。自分だけでなく家族全員がそう感じたのでメモ。

 

 ちなみに今回鳴らしたのはBrothers Four。母によれば当時は「ブラフォー」と呼ばれていたそうだ。小学生のころに聞いて以来だから数十年ぶりだが、感動的にいい。

 

 なお、トランジスタアンプのほうはドンシャリというか、たしかに「艶がない」という表現がピッタリくる。周波数にツヤもヘチマもないとおもうのだけれど、そうとしかいいようがない。なんで?

 

P.S.トランジスタの名誉のためにと取扱説明書をひっぱりだして確認したら、オーディオ用ではなくホームシアター用のアンプだった。プリセットをつかいこなせば、もっと好みの音にできるのかも。これまた要継続調査。