『Definitely Maybe』(オアシス、1994年)
***
ハッキリいって「どれか一枚」といわれたら黙ってファーストをさしだせばそれで済むのだが、済むのはごく一部だけでそれ以上のことはことばにできないしことばにならない。好きなものって大体そうだ。
要は20年ぶりにバンドでオアシスをコピーしたら脳みそがアホになったという話。ロックンロールの要件のひとつはアホになれるかどうかだから、オアシスはマンネリと罵られようがパクリといわれようが兄弟喧嘩しようがブレアと握手しようが解散しようがなんだろうがかんだろうが、あの循環コードとディストーションがあるだけで、あのアトモスフィアがあるだけで、いつでも十分以上なのである。
以上、連絡おわり。