ブランキー・ジェット・シティ「Punky Bad Hip」
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数年前のサマソニに出たイエモンについて書こうと思って、「パール」だか「So Young」だか―いま聞きかえしたら「ジャム」だった―の歌詞を脳内再生していたら、なぜか途中からブランキーのこの曲に切り替わってしまった。たぶん聴いていた時期がかさなっていたんだろう。
ブランキーの何が格好良いかって、抜群の不良っぽさ+しゃべり(リリック)なんだよな。歌詞だけ読んでも、いやそれではもったいない、詞と声とバンドサウンドの相乗効果を感じるためにも丸ごと聴いてください。
たしかにフィッシュマンズの詞集などはそれだけで成立しているけれど、佐藤君の声に乗ってあのサウンドにのせて歌われたときにもっとも輝くのだということが、詞集を読むと逆説的に首肯される。まあブランキーは不良だからそんなもん出さないし、歌詞カードだけチマチマ読むとかいまいちロックじゃないし、やっぱり音聴いてほしい。
ちなみにしゃべらない不良を極めているのはジェフ・ベック。以上、報告おわり。