レコードプレーヤーを買ってはみたものの、やはり便利さにまけてCDにもどってしまっている。スペースにしろ時間にせよ、余裕がないようである。
逆にいえばアナログをたのしむためには余裕が必要なのかもしれなくて、だとするとじょじょに己の余裕がなくなっていることになるが如何なものか。
聴いたことのないレコード、レコードでしか見たことのない盤など、拙い手際で捜しまわって発見しては勇んでもち帰り、そのまま針を落とさない。聴くことより見つけることが目的化してしまって、期せず宝探しのようになっている。
きわめて個人的で主観的なトレジャーハンティング。これではガラクタあつめといわれてもしかたがないのである。
それでつい2か月ほどまえにリチャード・レスターの『ナック』のサントラ盤をみつけて―いましらべたらCDで復刻版がでているらしい―、例によって買ってきたまではいいがテーブルの上に積んだまま、おかげでただでさえ狭い部屋がさらに手狭になっている。
今日あたりいいかげん聴いてみよう。以上、報告おわり。