ドバラダ飛空船〜ブルースからハワイまで〜

ギターをひいたり真空管アンプをつないだり

6X4

 オーディオプチ情報。スピーカーのそばに壺を置くと定在波や低音の調整に使える・・・ほんとうかね?

 

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 このところ中古屋のジャンクコーナーを漁ったり、息子とスーパーにでかけて魚のアラを探すのが日課になりつつある。讃洲は都に比して魚がとにかく安い。アラといいつつ身もだいぶ入っている。おまけに養殖物と天然物がおなじ値段で売っていたりする不思議。有難いからいいのだけれど、謎といえば謎である。なんで?

 

 ここでtipsをひとつ。鯛を食べているとき、骨にぷくっとした丸い節があったら、それは天然物である。流れの速いところなどを泳いでいて骨折した跡なのだそうです。

 

 問題はそれがわかるのが買って調理した後だという点。居酒屋の話のタネ位にはなるかもわからない。

 

 兎にも角にも、廉価な部品を使ってどうにかイチからギターアンプを作ってみたい。買ったアンプに不具合が出たときの検証にも、モディファイの実験用にも、1台あったほうがいい。

 

 そんなわけで連日のジャンク渉猟である。2,200円のへなちょこ8インチギターアンプ用スピーカーが2本売っていて、2ヶ月ちかく買うか迷っている。スピーカーはまともなのを買ったほうがいいのだが、いかんせん財布が軽すぎるのだ。

 

 さいきん入手したのはニッパーと線材と真空管。ニッパーは55円、線材は110円、真空管は330円。ニッパーは当然なまくらだが、とりあえずエギのカンナを切ることはできたので無問題。線材はAWG20を中心に探しているものの、そうピンポイントの出物はない。

 

 真空管は動作確認ができないので、ジャンク屋に寄付しているだけの可能性も高い。でも探していていちばんたのしいのがこれ。つかえなさそうなものほど夢が詰まっているということなのか。わからない。

 

 だいたいにおいて夢だのロマンなどといいだすとロクなことにならない。皆わかっちゃいるけど口にだしてしまうのである。だからそのようなことばが聞こえてきたらわるいことはいわない、その場を離れたほうが安全である。

 

 とはいいつつも、ときにはすすんで首を突っこんで、巻きこまれてみるのもいい。筆者もわりかしそのクチである。

 

 そうこうしているうちにあつまった球は6CW5、12BH7A、12AT7、12AU7、6AQ5、6C4、そして6X4。眺めているだけでわりと飽きない。こういうのは骨董趣味にちかづいているのだろう、きっと。

 

P.S. こんな調子でほんとうにアンプがつくれるのだろうか、などと考えているうちにスピーカーが2本とも消えた。ジャンクも取り合い。世知辛い。