ギターをもって自分の物語を語れ。
(『ゲンスブールと女たち』2010年、フランス)
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続・作業まえのFGメモ。
曲名は「レニー・コーション」。イメージはレニー・クラヴィッツ。
それにつけてもタッチがもどらない。15年以上も放置していたのだから当然である。スポーツ選手は1日休むととりもどすのに3日かかるというが、15年休むと何年かかるのか、想像したくもない。
絶望してもしかたがないので、チマチマつづけているが、技術的な基礎がないと、こういうときに困るんだよな。ひょっとすると我流のひとは、ふだん好きにしていいかわり、休んではいけないのかもわからない。
そもそも、クライミングなどという指先を酷使するあそびに10年以上もかまけていて、まだ両手が無事なのをよろこぶべきである気もする。岩登りと管弦の道との相性は、控えめにいって相当わるい。
そういう意味では、横好きなのでなんとかなっているともいえる。つくづく道遠し。