ドバラダ飛空船〜ブルースからハワイまで〜

ギターをひいたり真空管アンプをつないだり

D 4 G

 オープンDにもどして、オープンGでおぼえたフレーズを弾いている。キーはDになり、弦も太くなるので、感覚はだいぶかわる。バリトンギターがこんな感じなのかもしれない。

 

 おもうに、オープンGにおいては、ルートである5弦開放を中心にフレーズを組んでいくことが多く、6弦はそのつぎである。ストーンズのキース・リチャーズが6弦を外していたことがあるくらいだし、そういうことだとおもう。

 

 それに比して、オープンDではルートが6弦にくるので、そこから上をすべてつかえるといえる。もっとも、ルートより下がれないという点では、ベースラインのうごきに制限があるので、一長一短ともいえる。とはいえ総合的には、6弦をミスタッチする心配がすくないーそれより下の弦がないーことをかんがえると、オープンDは初心者にやさしいチューニングであるとはいえるとおもう。

 

 こうして2~6弦でDキーのスラックキーを弾いていると、ここに1弦を足せることになるので、可能性を感じる。そうでなくても、いつものブルースのなかに、ハワイのフレーズを混ぜるだけでも相当おもしろい。

 

 本式に楽器を弾いているひとにとっては常識なのだろうが、あとから知ったひとにはユリイカである。大発見である。

 

 これなら、オープンDにしておけば、オープンGのリックもわすれないですむ。レギュラーチューニングをつかわないと決めてしまえば、ギターをもう1本買わずにすむかもしれない。それはそれでさみしい気もするけれど。

 

 わたしは、もっと早く知っていれば、もっと早くはじめていれば、とはあまりおもわないタチなので、こういうのは見つけただけで小躍りしてしまう。これでまたしばらくあそんでもらえそうだ。

 

 つくづくギターはいい。ギターのよさについて、折角なのでもういちどまとめておこう。以上、報告おわり。

 

f:id:krokovski1868:20241222210025j:image