オープンDにもどして、オープンGでおぼえたフレーズを弾いている。キーはDになり、弦も太くなるので、感覚はだいぶかわる。バリトンギターがこんな感じなのかもしれない。
おもうに、オープンGにおいては、ルートである5弦開放を中心にフレーズを組んでいくことが多く、6弦はそのつぎである。ストーンズのキース・リチャーズが6弦を外していたことがあるくらいだし、そういうことだとおもう。
それに比して、オープンDではルートが6弦にくるので、そこから上をすべてつかえるといえる。もっとも、ルートより下がれないという点では、ベースラインのうごきに制限があるので、一長一短ともいえる。とはいえ総合的には、6弦をミスタッチする心配がすくないーそれより下の弦がないーことをかんがえると、オープンDは初心者にやさしいチューニングであるとはいえるとおもう。
こうして2~6弦でDキーのスラックキーを弾いていると、ここに1弦を足せることになるので、可能性を感じる。そうでなくても、いつものブルースのなかに、ハワイのフレーズを混ぜるだけでも相当おもしろい。
本式に楽器を弾いているひとにとっては常識なのだろうが、あとから知ったひとにはユリイカである。大発見である。
これなら、オープンDにしておけば、オープンGのリックもわすれないですむ。レギュラーチューニングをつかわないと決めてしまえば、ギターをもう1本買わずにすむかもしれない。それはそれでさみしい気もするけれど。
わたしは、もっと早く知っていれば、もっと早くはじめていれば、とはあまりおもわないタチなので、こういうのは見つけただけで小躍りしてしまう。これでまたしばらくあそんでもらえそうだ。
つくづくギターはいい。ギターのよさについて、折角なのでもういちどまとめておこう。以上、報告おわり。