ドバラダ飛空船〜ブルースからハワイまで〜

ギターをひいたり真空管アンプをつないだり

リーバイス503。カントリー。

 真空管アンプ。カントリー。訛り。

 

 

 リーバイス503のはなし。馬が引いても裂けない触れこみでも、20年以上履いていると破れてくるものらしい。ひところダメージデニムが流行っていた記憶があるけれど、ちかごろどうなのか知らん。

 

 じっさい、穴のあいた部分を補強しても、生地が広範囲にうすくなってくると、縫ったそばからまた破れてしまう。こうなるとある種のジャケットの肘のようにパッチをあてるしかない気がする―あのパッチはなんていうんだろう?―が、まあこれだけ履いたらお役御免でいいような気もしてくる。

 

 こういうのにかろうじてtipsがあるとすれば「裏地の布をココと思ったところより広範囲にあてること」だろうか。控えめにいって気休めである。

 

 そういえばと思い確認したところ、節約の必要がなかった時分に買ったジーンズが10本ちかくあった。この調子だと一生かかっても履きつぶせない。ことほどさようにわれわれはとりまかれているのである、なんて。

 

 こういうのは本やCDとちがって消費のスピードも上げられないし。「まあ着るものって気分ですよね」ということでおわりにしよう。アディオス!

 

P.S. 503はだいぶ前に廃盤になっていた。酒といい文房具といいギターといい、手近なものがつぎつぎになくなっていく。なんで?