『Wa Ho Ha』(1971年、ナイジェリア)
ジャンク屋で目があってから2ヶ月以上経って購入。一見してレアグルーヴかと思ったらイメージちがいだった。
タイトルとジャケットとの類推から勝手にフリーソウル~アフロジャズ的サウンドを期待してはいけない。中身はファンキー・レゲエ。チルアウトには向かない。どうやらヒッピーをボヘミアンと見まちがえたらしい。
けっこうワイルドな音像で、微妙にピッチの甘いホーンセクションが味になっている。こういうマジックがどういう具合で起こるのかも未だによくわかっていない。
一聴したイメージはアスファルト・ジャングル、タクシードライバー、なぜだか80年代アニメのテーマのようにも聞こえる。こんな風に適当に聞きまわしていると、自分にグッとくる音というのは、空気中の酸素とおなじくらいはあるんじゃないかと思えてくる。
無意識で不可欠なもの、それが音楽である。以上、報告おわり。