・ファラオ・サンダース『Pharoah』
1976年作品。フリーソウルとフリージャズのあいだをたゆたう感じがとてもいい。こういうのを巷ではスピリチュアル・ジャズというらしい。CDは廃盤になっているもよう。困るんだよなそういうの。
・D’Angelo『Voodoo』
たしか2nd、だったとおもう。寡作だよねこのひと。3rdは聴かなくてもいいかも。1stはどうだったかわすれてしまった。
ソリッドでダークでうろんな悪者感が全篇にわたって漂う。黒シャツにサングラスでこれを聴いたら、ふだんの仕事はしにくいだろう。
・Pilote『Turtle』(Bonobo Mix)
オリジナルはダビイでメロウなブレイクビーツ、どこかフィッシュマンズを思わせる。Pilote版がその場でゆらぎながら浮遊しているとすれば、このミックスはもっと旅めいている。どこか非現実的な美しさを湛えた空間を移動していくような、そんな感じか。
心がざわついてしまうので、チルアウトには向かんかも。
以上、報告おわり。