寝起きの法

　目が覚めて「何か違う」と感じるとき、かみ合わぬとき、どうも乗らないとき、しっくり来ないとき、失見当識におちいったとき、身体の中心が地球ほどに重いとき、いろんなときがありますが、そんなときの対処法のひとつに「音楽をかける」を提案いたします。インスピレーションが耳から入って、それが動力となって四肢にゆきわたり、結果としてエネジャイズされることができます。

　このときに鳴らす音の条件は、

１　ジャンル問わずすごいのに限る　

２　とりあえず大きな音で

３　ときには未知の曲を選ぶ　

　このあたりといたしましょう。もちろん、失敗してかえってフテ寝してしまうこともあります。そういうときは仕方がありません。また目が覚めたとき、べつの方法をさがしましょう。

　私の場合、頭の中で10からカウントダウンして、気合とともにはね起きると、うまくいくことが多いように思います。腰痛もちのかたには「あえてベッドからころげ落ちる」作戦があります。落ちまいとして一気に目が覚めます。「私フトンだよ」という方は壁にぶつかるまで勢いよく転がりましょう。「そんなに力でない」かたは上記にもどってちがう曲を鳴らしましょう。

　パッチリ目が覚める薬とか開発されないものでしょうか。切実です。あ、寝なけりゃ寝起きもないですね、そういえば。んなこたあ〜ない。