Tycho、Four Tet、Boards of Canada…この種の楽曲を聞いているとほんとうに静かな気持になる。チルアウトというよりはEscapismの発露。
思うに、耳の注意力を上げすぎているのだ。無音のイヤホンをしているだけでもおなじ効果が得られるから、中身は関係ないのかもしれない。聴覚を意図的にシャットアウトできればずいぶんすごしやすくなるという、それだけのことかもわからない。
オフィスで仕事をしながら登ることについて考える。課題を登れるぶんだけ強くなればそれで十分だ。登り手として全局面的に強くなるとか、そういうのはもういい。登りたい課題が見つからなくなったときが潮時になるのだろう、おそらくは。
それがいつ来るかまるでわからない、それが問題の根幹につながる道筋のような気がするものの、その道を行こうと思わない自分がいる。